全国のドーム会場と比較して、福岡は交通の便が極めて優れていると言われます。しかし、それは「平常時」の話です。ライブ当日の熱狂と混雑は、初遠征のファンを容易に翻弄します。
まず押さえるべきは福岡空港アクセス方法の明快さです。福岡空港から地下鉄空港線に乗れば、ターミナル駅である博多まで約5分、繁華街の天神まで約11分、そしてドーム最寄りの「唐人町駅」まで乗り換えなしで約17分という驚異的な近さを誇ります。このアクセスの良さこそが福岡遠征の最大の魅力です。
しかし、落とし穴は終演後の帰路にあります。約4万人が一斉に吐き出されるPayPayドームから唐人町駅までの徒歩ルート(通常約15分)は、人で埋め尽くされ40分以上かかる牛歩状態となります。駅構内への入場規制も日常茶飯事です。天神・博多方面行きの直行臨時バスも運行されますが、都市高速の渋滞に巻き込まれるリスクを孕んでいます。
そのため、福岡ドーム周辺ホテル遠征を成功させる戦略として、編集部では「ドーム隣接のヒルトン福岡シーホークを狙う」か、あるいは「あえて唐人町駅とは逆方向の西新(にしじん)駅方面へ歩く、もしくは地下鉄七隈線沿線の天神南・薬院エリアに宿を取る」という二極化アプローチを提言します。博多駅周辺のホテルはツアー発表と同時に価格が高騰し、即座に満室となるため、早めの仮押さえとキャンセル規定の確認が不可欠です。