入居希望者が最も息を呑むのは、その圧倒的なコストパフォーマンスと選考の厳しさだ。周辺の民間ワンルームマンションが相場として月額6万〜8万円前後を推移するなか、本施設の家賃設定は光熱費や高速Wi-Fi環境を含めても極めてリーズナブルに抑えられている。家具家電がフル完備されている点も、初期費用を劇的に圧縮したい学生や保護者にとって絶大な魅力だ。
だが、門戸は決して広くない。年々高まる人気に伴い、選考倍率は時期によって数倍に跳ね上がる。選考では単なる学業成績だけでなく、志望動機書における「多様な他者といかに協調し、コミュニティに貢献できるか」という人間性や意欲が極めて厳密に審査される。「安さだけ」を目的に応募した学生は容赦なく落とされるのが実情だ。事前の自己分析と明確な目的意識の言語化が、合否を分ける決定打となる。