被害に遭った声優やその所属事務所が取れる対抗措置として、最も基本的なのはプラットフォームへの削除申請だ。TwitterやX、各種成人向けサイトには著作権侵害・プライバシー侵害に基づく申請窓口があり、多くのケースで画像の削除が実現している。ただし、削除されたコンテンツが別のサイトに再投稿されるいたちごっこは続く。
法的措置に踏み切った事例もある。弁護士を通じてプロバイダに発信者情報の開示を求め、投稿者を特定して民事訴訟や刑事告訴に至ったケースも報告されている。しかし実際には、時間的・経済的コストが大きく、すべての被害者が同じ対応を取れるわけではない。
一方で、事務所レベルでの組織的な対応も強化されつつある。一部の大手芸能プロダクションは専門の法務部門や外部法律事務所との連携を深め、監視体制を整えている。また、業界団体が連携して違法コンテンツの報告・削除を促進する取り組みも始まっている。