黒猫の目の色は何種類?青やオッドアイの確率と変化の謎に迫るについて徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。
猫の虹彩(目の色のついた部分)の色は、体内で生成されるメラニン色素の量によって決まります。メラニン色素が最も少なければ光の散乱によって青く見え、量が増えるに従ってグリーン、ヘーゼル、イエロー(アンバー)、そして最もメラニンが多いカッパーへと推移します。黒猫は全身の被毛を黒くするために多量のメラニン色素を合成する遺伝的特徴を持っているため、瞳にもメラニン色素が多く沈着しやすい傾向があります。
そのため、黒猫の目の色の種類としてはメラニン色素が豊富な黄色系が圧倒的多数を占めますが、緑系や中間色も確かに存在します。稀少度や色合いの特徴を比較表に整理しました。
目の色(分類)色調の特徴とメラニン量黒猫における出現頻度・珍しい順主な純血種や特徴カッパー(赤銅色・濃褐色)赤みがかった濃い銅色。メラニン色素量が最大。極めて多い(約40〜50%)
珍しい順:最下位(最も一般的)日本の雑種黒猫に最多。温かみのある深銅色が特徴。アンバー(イエロー・琥珀色)明るい金色や鮮やかな黄色。カッパーよりメラニンはやや少なめ。多い(約30〜40%)
珍しい順:低(一般的)純血種ボンベイの理想色(ゴールド)。闇夜でひときわ輝く。ヘーゼル(黄緑色・グラデーション)中央が茶色や黄色で外側が緑など、複数色が混ざる中間色。やや珍しい(約10〜15%)
珍しい順:中程度雑種猫に散見される。日光の当たり方で印象が変化する。グリーン(エメラルド・黄緑)透き通るような緑色。メラニン色素量は少なめ。珍しい(約3〜5%)
珍しい順:高(希少)欧州系の血統を持つ個体に多い。黒被毛とのコントラストが鮮烈。ブルー(青色)メラニンがほぼ存在せず、光のレイリー散乱のみで青く見える。天文学的に稀(0.01%未満)
珍しい順:最高峰(極めて希少)後述する特殊遺伝子保有種(オホス・アズレス等)や変異個体のみ。オッドアイ(左右異色症)片方が青、もう片方が黄色や緑など左右で色が異なる状態。数万分の1の奇跡
珍しい順:最高峰(幻レベル)白猫に多い現象。全身が完全な黒猫での発現は極めて異例。
カッパーとアンバーの違いについては、愛猫家やブリーダーの間でもしばしば議論になります。アンバーは澄んだ琥珀色からレモンイエローに近い明るい黄色を指し、光を通すと黄金色に煌めきます。一方のカッパーは銅(カッパー)が酸化したような赤茶色や濃いオレンジ色で、虹彩の奥深くまでメラニンがぎっしりと敷き詰められている証拠です。日本に古くから土着している日本猫由来の雑種黒猫は、日光から網膜を守る適応進化の歴史からカッパーの比率が高いとされています。