手指の変形は一度進行してしまうと元の真っ直ぐな状態に戻すことはできません。だからこそ、「いつ整形外科を受診すべきか」の境界線を知っておく必要があります。
すぐに手の外科・整形外科を受診すべきケース
- 痛みが強くて夜間に目が覚める、または日常生活の基本動作(着替え・調理)が困難な場合
- 指の第一関節だけでなく、第二関節や手首など複数の関節が同時に腫れて熱を持っている場合(リウマチ等の鑑別が急務)
- 関節付近に水ぶくれのような透き通った腫瘤(ミューカスシスト)が破裂しそうな場合
- 指が急激に変形し、左右に大きく傾いてきた場合
まずはセルフケアと生活改善で経過観察できるケース
- 動かし始めに軽い違和感やこわばりがあるが、安静時に自発痛がない場合
- 変形がほぼ完了し、赤みや熱感などの急性炎症がすでに治まっている場合
- テーピングやサポーターで負荷を軽減することで、支障なく家事や仕事がこなせている場合
不調を感じた初期段階で手外科専門医に相談し、正確なレントゲン診断を受けたうえで保存療法を進めることが、手指の機能美と快適な生活を長く維持するための鉄則です。