騒動から十数年が経った現在、河本準一の母の現在はどうなっているのでしょうか。実情を取材した関係者や本人のこれまでの言及を統合すると、母親は現在も生まれ故郷である岡山県内で静かな療養生活を続けています。
もともと患っていた重い骨の持病や内科疾患に加え、後期高齢者の年代に達したこともあり、次長課長河本 実家周辺で目撃される頻度は大幅に減っています。一時は過熱したメディアの突撃取材やネット上の特定行為によって精神的にも極度の疲弊を経験しましたが、現在は近隣住民や親族の手厚いサポートを受け、平穏を取り戻しています。
謝罪会見直後、世間では「息子が親を見捨てていたのではないか」「親子の縁を切ったのではないか」といった冷酷な憶測も飛び交いました。しかし、自著や後の単独インタビューで河本氏が述懐したところによると、事態は正反対でした。母親は自分のせいで息子の仕事を奪ってしまったという強烈な自責の念に苦しみ、河本氏は自分の甘い見通しで病身の母を全国的な晒し者にしてしまった激しい後悔を抱えていたといいます。
現在、生活保護の受給は完全に打ち切られており、医療費、介護費用、住居費を含む生活の全般を河本準一氏が完全に賄っています。河本氏は定期的に岡山の実家へ足を運び、母親の健康状態を確認しながら、親子として密なコミュニケーションを保ち続けています。世間の猛反発を浴びた母子関係は、批判を逃れるための解消ではなく、全責任を背負い直した息子による完全扶養という形で修復されているのが現在の真実です。