海外滞在経験の浅い日本人や英語学習者が現場で陥りやすい典型的なミスについて、大手質問サイトの相談事例や現地在住の語学講師らへのヒアリングから浮き彫りになった実態を検証します。
現場で最も多発している誤答が「Me too(私も)」と返してしまうケースです。「私も良い1日を過ごしたい」という気持ちから口をついて出てしまいがちですが、文法的に「Have a nice day」は「(私は)あなたに良い1日を願っています」という能動的な働きかけであるため、「Me too」と返すと「私も私自身に良い1日を願っています」という不自然な意味になってしまいます。「相手にも」と願う場合は、必ず「You too」を選択しなければなりません。
また、現地店舗での実態調査によると、相手から「Have a nice day!」と声をかけられた際に、返答の言葉が出ず無言で軽く会釈だけして立ち去ってしまうケースも散見されます。英語圏のカルチャーにおいて、挨拶に対して無言で立ち去る行為は「不機嫌」または「無視」と受け取られかねません。発音の完璧さを気にする必要はなく、目を見て「Thanks, you too!」と明るく返す姿勢そのものが重視されます。