二人の根底にあるのは、間違いなく父・千葉真一から受け継いだアクションへの哲学だ。幼少期から空手や器械体操、極限の身体訓練を叩き込まれて育った彼らにとって、身体表現は言葉以上に雄弁な感情伝達の手段である。
だが、偉大な父の影は時に重い足枷ともなり得た。周囲からの「千葉真一の息子」という好奇の目線に対し、二人は言い訳をせず、ただ圧倒的なスクリーン上のパフォーマンスで答えを出し続けてきた。CGが全盛を極める現代だからこそ、鍛え抜かれた肉体が放つ質量感と殺陣のキレが、スクリーンの説得力を決定づける。父が世界に刻みつけたJAC(ジャパン・アクション・クラブ)の魂は、形を変えて確かに息づいている。