1976年から1992年にかけてTBS系列で放送された『クイズダービー』において、はらたいらさんは3枠のレギュラー解答者として君臨しました。出場者が持ち点を賭ける競馬仕立てのルールの中で、最も信頼できる本命馬として圧倒的な支持を獲得。「倍率は低くとも確実に勝てる存在」として定着したことで誕生したのが、あの「はらたいらさんに全部!」という名セリフです。
出場者が逆転を狙う場面や確実に得点を積み上げたい勝負どころでは、迷わず「はらたいらさんに3000点」とコールされるのが番組の日常風景でした。司会を務めた大橋巨泉さんとの絶妙な掛け合いも番組の大きな推進力となり、巨泉さんの巧みな煽りとはらさんのポーカーフェイスの対比が、毎週土曜夜の視聴者を熱狂させました。
番組での通算出場回数は821回に及び、通算正答率は74.7%という驚愕の数字を残しています。1980年代前半の全盛期には年間正答率が8割を超える月も珍しくなく、27問連続正解という金字塔を打ち立てるなど、まさにクイズ番組史における「生ける伝説」としてその名を刻みました。