製品選びで最も犯しやすい致命的なミスが、「衣類専用スプレー」を素肌に直接吹きかけてしまうトラブルだ。これらは処方設計が根本から異なっている。
衣類用スプレーは布地の繊維にメントールや吸熱成分を定着させるため、高濃度のアルコールや定着剤が使われている。これを直接肌に噴射すると、人によっては激しいかぶれや化学熱傷に似た炎症を引き起こす危険性がある。首筋や腕を直接冷やしたい場合は、必ずパッケージに「肌用」「ボディ用」と明記されたマイルドな弱酸性処方の製品を選ばなければならない。
また、衣類に使う際もワキや背中、襟元など「太い血管が通り、汗をかきやすいポイント」を狙い撃ちするのがプロの常識だ。服全体にやみくもにかけるより、汗の水分と反応しやすい部位に集中させることで、冷感の持続時間を格段に伸ばすことができる。