長年にわたり日本の気象を観察し続けてきた気象予報士の森田正光氏は、中京圏特有の気象構造について「伊勢湾からの湿気と内陸部の盆地状地形が合わさることで、熱と湿気が逃げにくい酷暑の蒸し風呂状態が生み出される」と分析する。森田正光氏が指摘するのは、数字上の気温以上に身体にかかる熱ストレスの凄まじさだ。
「天気予報で最高気温36度と予報されていても、直射日光を受けるアスファルト付近の体感温度は40度を超えている」と森田氏は警鐘を鳴らす。単に水分の補給にとどまらず、急激な雷雨の兆候である「冷たい風の吹き出し」や「黒い雲の接近」を見逃さない視覚的な観察眼が、屋外での活動時には不可欠となる。