漢字「機」の書き順で9割が勘違い?木偏から「幾」の美文字筆順

漢字「機」の書き順で9割が勘違い?木偏から「幾」の美文字筆順

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公益財団法人日本漢字能力検定協会が主催する日本漢字能力検定(漢検)の採点現場でも、「機」の筆順ミスは上位級から下位級まで幅広く見受けられる。常用漢字のなかでも画数が多く、パーツが細かく密集しているため、視覚的なシルエットだけで適当に辻褄を合わせてしまう受験者が多いのだ。

とりわけ楷書において文字の骨格が崩れる原因は、構成要素の上下・内外の交錯にある。「幾」という字は、単独でも「幾何学」や「幾重」などで用いられるが、木偏と合体した瞬間、横幅の制約を受ける。木偏をスマートにまとめないと旁が右へはみ出し、結果として「戈」の跳ねと「人」の位置関係が狂ってしまう。試験の採点基準では、線の交差順序や点の打ち忘れが容赦なく減点対象となる。美しい楷書を仕上げるためには、視覚的なバランスだけでなく、運筆の論理的な順序を身体に染み込ませておくことが不可欠だ。

山崎 陸
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山崎 陸

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