韓国を訪れた日本人旅行者が明洞のフラッグシップストアや免税店に押し寄せる現象は、一時的なブームの枠を超え、確立された購買行動となっています。その牽引役となっているのが、2014年に本格始動した韓国限定の独自コレクションホワイトレーベルです。
「日本で販売されているノースフェイスは機能的で頼もしいが、街中で着るとどうしても他人と被ってしまう」「もう少しストリート感や抜け感のあるシルエットが欲しい」――こうした日本の若年層やファッショニスタのインサイトに、ホワイトレーベルのデザインが見事に合致しました。韓国カルチャーの文脈を取り入れたドロップショルダーや絶妙なショート丈、ニュアンスカラーの配色など、トレンドを取り入れるスピード感はアパレル関係者の間でも高く評価されています。
また、韓国国内の厳しい冬(零下10度を下回る厳寒期)を乗り切るための「ロングペディング(ベンチコート型ダウン)」文化をルーツに持ちながら、近年は軽快に羽織れる軽量ショートダウンへと主力商品をシフト。過酷な雪山ではなく「日常の都会生活における快適さ」に焦点を当てた製品群が、日本の冬の気候にも驚くほど自然にフィットしたことがロングセラーの背景にあります。