韓国語で「好き」を表現する核となる動詞は「좋아하다(チョアハダ)」だ。日本語の「好き」に最も近く、人にも物にも使える汎用性を持つ。ここに敬意の度合いに応じた活用が加わり、大きく3つの形に分かれる。
最も丁寧なのが「좋아합니다(チョアハムニダ)」。日本語の「好きです」「大好きです」に相当し、目上の人や初対面の相手、公式の場で使う。次に標準的な丁寧形が「좋아해요(チョアヘヨ)」。親しみと敬意のバランスが良く、恋人や友人、少し距離のある相手まで幅広くカバーする。そしてパンマル(ため口)が「좋아해(チョアへ)」。親しい友人や恋人、年下に対して使うくだけた形だ。
ここで重要なのが、日本語の「大好き」を韓国語にする場合、「좋아해요(チョアヘヨ)」に「정말(チョンマル=本当に)」や「진짜(チンチャ=マジで)」を付けて強調するのが最も自然という点。日本語の「大好き」と「好き」の差を、韓国語では副詞で表現するのが一般的なのだ。「정말 좋아해요(チョンマル チョアヘヨ)」は「本当に大好きです」となり、恋人にも友人にも違和感なく使える万能フレーズである。
発音については、カタカナ表記だけでは限界がある。좋아해요(チョアヘヨ)の「좋」は日本語の「チョ」より口をすぼめ、息を強く吐く。最後の「요(ヨ)」は語尾をやや上げると柔らかい印象になる。ネイティブの発音を聞くと「チョワヘヨ」に近く聞こえることもあるが、これは「좋아」の連音現象によるもの。初級者は「チョアヘヨ」と区切って覚え、慣れてきたら「チョワヘヨ」と滑らかに発音するのが実践的だ。