インターネット上で囁かれる衛生上の懸念に対し、実際の輸入データはどのような数字を示しているのか。厚生労働省が公表した2026年最新の輸入食品監視指導計画に基づく検疫結果を追うと、事態の輪郭が見えてくる。
全国の検疫所で実施されたモニタリング検査において、韓国海苔を含む輸入水産加工品全体の違反率は極めて低い水準で推移している。もちろん件数がゼロというわけではない。過去には微小な異物混入や基準値をわずかに超える細菌数が検出された事例も報告されている。だが、それは特定事業者の管理不足によるものであり、海苔製品全体が不衛生であるという極端な言説を裏付ける根拠にはならない。