これまで韓国へ入国する際、機内で客室乗務員から配られる黄色と白の細長い用紙「入国申告書(Arrival Card)」に、パスポート番号や滞在先ホテル名、連絡先を手書きで記入するのが長年の定番でした。これに対し、韓国法務部出入国・外国人政策本部が導入を拡大しているのが、スマートフォンやPCのブラウザから事前に渡航情報を送信できる電子入国申告システムです。
最も多くの渡航者が気にしているのが「事前に電子申請をしていないと入国できないのか?」という点ですが、結論から言えば登録は必須義務ではありません。電子申請を済ませていない場合でも、機内や空港の入国審査場手前に設置されている従来の紙の入国カードに記入して提出すれば、何らペナルティを受けることなく通常通り入国審査を受けられます。
では、韓国入国カードの紙と電子の違いはどこにあるのでしょうか。最大のメリットは「手間の削減」と「審査ブースでの通過スピード」にあります。紙の場合は機内の揺れるテーブルでペンを探してパスポートやホテルの控えを見ながら記入する必要がありましたが、電子申請なら出発前の空き時間にスマホ1台で完結します。審査官側の端末にもデータが事前連携されるため、パスポートを提示するだけで照合作業がスムーズに進み、混雑緩和に直結する仕組みです。