はま寿司がソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を受付係として全店規模で導入を開始したのは2016年秋から2017年にかけてのことです。当時、外食業界は深刻な人手不足に直面しており、店舗オペレーションの省人化が喫緊の経営課題となっていました。
その打開策として白羽の矢が立ったのが、案内業務に特化した専用アプリケーションを搭載したペッパーくんでした。来店客が胸のディスプレイで人数や座席の希望(テーブル席・カウンター席)を選択すると、自動で座席番号を発券して案内するシステムを構築。大手回転寿司チェーンとしては初となる本格的なロボット導入事例として、テレビ番組やSNSで爆発的な話題を呼びました。
当時の店舗では、入口でペッパーくんが出迎えるだけで子どもたちが歓声を上げ、順番待ちのストレスを和らげるエンターテインメント性も兼ね備えていました。業務効率化と顧客体験の向上を両立させる「次世代型店舗のアイコン」として、はま寿司のブランド認知向上に大きく貢献したのです。