専門的な学術研究の世界にいた田島氏の名を広く一般に知らしめたのが、2026年に刊行された著書『海獣学者、クジラを解剖する。―海の哺乳類の死体が教えてくれること』(山と溪谷社)です。発売直後から読書界で大きな反響を巻き起こし、科学読み物として異例のロングセラーを記録しました。
読者レビューでは「解剖現場の臨場感と臭いまで伝わってくる」「命の尊厳と海洋問題について深く考えさせられた」「文章がユーモアに富んでいて一気に読める」と絶賛の声が寄せられました。難解になりがちな獣医病理学や進化論の知見を、軽妙な語り口とリアルな体験談を通して誰にでもわかりやすく伝える筆力が高く評価されています。
また、『情熱大陸』やNHKのドキュメンタリー、教養バラエティ番組などのテレビ出演時には、SNS上で「かっこよすぎる女性研究者」「仕事に対するプロ意識に圧倒された」とトレンド入りを果たすほどの熱狂を生みました。解剖用ナイフを手に生き生きと語る姿は、従来の「白衣を着て研究室に籠もる学者」のイメージを大きく覆し、理系を目指す若い世代や女性たちに絶大な勇気を与えています。