ダイアトニックコードには、ルート(根音)の上に音を3つ重ねた3和音(トライアド)と、4つ重ねた4和音(テトラッド / セブンスコード)が存在します。楽曲のジャンルや表現したい感情のグラデーションによって、両者を意図的に使い分けることが重要です。
メジャーキーにおける4和音のセブンスコードは、以下のように構成されます。
- ⅠM7・ⅣM7(メジャーセブンス):ルート+長3度+完全5度+長7度。都会的で洗練された浮遊感、透明感を持つ。シティポップやジャズ、現代J-POPで多用。
- Ⅱm7・Ⅲm7・Ⅵm7(マイナーセブンス):ルート+短3度+完全5度+短7度。哀愁がありながらも重すぎず、メロウでおしゃれな響きを生み出す。
- Ⅴ7(ドミナントセブンス):ルート+長3度+完全5度+短7度。構成音内にトライトーン(全3音の不協和音程)を含み、主音(Ⅰ)へ強く引き寄せられる緊張感を放つ。
- Ⅶm7(♭5)(マイナーセブンス・フラットファイブ / ハーフディミニッシュ):ルート+短3度+減5度+短7度。単体ではミステリアスかつダークな響きを持ち、マイナーキーのツーファイブ(Ⅱ-Ⅴ)などで重要な中継役を果たす。
パンクやストレートなロックでは力強い3和音が主役となりますが、Lo-Fi HipHop、R&B、現代的なアニソンなどでは、4和音の響きが基本設計として組み込まれています。