カリスマ経営者と看板タレントの半数を失ったイエローキャブは、急速にその影響力を落としていきました。残留した小池栄子や佐藤江梨子が女優業で気を吐いたものの、かつてのように次代を担う大型新人を次々と輩出する育成サイクルは失われてしまいます。
経営難に拍車をかけたのが、分裂以前から抱えていた事業投資の焦げ付きや不動産関連の負債でした。さらに2010年代に入ると、残っていた主要タレントの契約満了や独立が相次ぎ、事務所の売上基盤は完全に崩壊します。
そして2015年2月、株式会社イエローキャブは東京地裁から破産手続きの開始決定を受け、負債総額約4億円を抱えて事実上の倒産に追い込まれました。テレビ界を一世風靡した名門プロダクションの終焉は、芸能関係者やファンに大きな衝撃を与えました。