少女から大人の活動家へと成長を遂げたグレタ・トゥーンベリは、現在23歳。かつて見られた金曜日のスクールストライキという枠組みを卒業し、活動のフィールドをさらに拡大しています。現在の彼女は、気候危機の訴えにとどまらず、貧困格差や人権弾圧、さらには国際紛争における人道危機など、「気候正義(クライメート・ジャスティス)」と構造的な社会問題を結びつけた直接行動を精力的に展開しています。
特にヨーロッパ各地での抗議デモや、国際的なフォーラムへの対抗アクションでは最前線に立ち続けており、化石燃料プロジェクトへの融資停止を求める金融機関前での座り込みなど、より具体的な経済構造への働きかけを強めています。かつての「若きオピニオンリーダー」という立場から、実力行使も辞さない「実践派アクティビスト」へとその立ち位置を進化させているのが近年の特徴です。