グラミー賞において数多くのカテゴリーが存在する中、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞と並び「主要4部門(General Field)」と称されるのがアルバム・オブ・ザ・イヤー(最優秀アルバム賞)です。楽曲単体に対する評価であるレコード賞や楽曲賞とは異なり、アルバム全体のコンセプト、楽曲配列、サウンドデザイン、メッセージ性など、作品としてのトータルな完成度が審査対象となります。
この賞の特筆すべき点は、ステージに立つメインアーティストだけでなく、フィーチャリングアーティスト、ソングライター、プロデューサー、レコーディング/ミキシングエンジニア、マスタリングエンジニアに至るまで、制作に深く関わったクリエイター陣全員にトロフィー(蓄音機型スタチュエット)が授与される点にあります。まさに音楽制作に携わるすべてのプロフェッショナルにとって、キャリアの頂点を意味する名誉なのです。