国民栄誉賞の受章は国民的な名誉とされる一方で、受賞者側にとっては決してプラスばかりではありません。実利的な面も含め、メリットとデメリットを整理すると以下のようになります。
【メリット】
- 日本国内における圧倒的な知名度と社会的信用の獲得
- 歴史に名前が刻まれることによるレガシーの確立
- 副賞(銀製品や伝統工芸品など、およそ100万円相当の記念品)の授与
【デメリット】
- 賞金はゼロ:ノーベル賞や一部の民間アワードのような高額な金銭的報酬は一切支給されない
- 私生活への過度な制約:「国民のお手本」としての品行方正さを社会から強く求められる
- 政治的イメージの付着:授与した当時の政権や首相との距離感が取り沙汰され、不要なバッシングの標的になるリスク
賞金すら出ないにもかかわらず、ひとたび受賞すれば言動やプライベートに厳しい視線が注がれるため、活動の自由を重んじるトップランナーほど受章に慎重になる傾向があります。