当時の音楽雑誌の表紙を飾る宮沢の姿は、まるで彫刻のような美しさと、触れれば切れるような危うさを同居させていた。黒髪をラフに揺らし、カメラを射抜くような強い眼差し。それは、単に着飾ったアイドル的な人気とは一線を画す、表現者としての強い覚悟が滲み出るものだった。
特に初期のライブで見せた、シャツをはだけさせ、汗まみれになりながらマイクにすがりつく姿は、今見ても息をのむほどのエネルギーに満ちている。自意識と反骨精神がブレンドされたその佇まいは、90年代の日本のロックアイコンそのものだったと言えるだろう。