鬼殺隊の歴史において百数十年もの間、誰一人として首を斬ることが叶わなかった上弦の鬼たち。無限城および各地の激戦において、彼らが次々と討ち取られていった死亡理由の真相を分析します。
【上弦の鬼の敗因と死亡理由の構図】
◆ 上弦の弐・童磨:自らの「感情の欠如」と胡蝶しのぶの命を懸けた猛毒
童磨の死亡理由は、蟲柱・胡蝶しのぶが自らの体重と同等である約37kg(致死量の700倍)の藤の花の毒を体内に宿し、自らを童磨に喰わせたことにあります。毒など効かないと過信していた童磨は、激戦の最中に全身の肉体が内側から崩壊。弱体化した瞬間を栗花落カナヲと嘴平伊之助の猛攻によって捉えられ、首を切り落とされました。
◆ 上弦の参・猗窩座:炭治郎の「透き通る世界」と自死を選んだ再生放棄
竈門炭治郎が無我の境地(透き通る世界)に到達し、闘気を完全に消し去ったことで「破壊殺・羅針」が無力化され首を切断されます。その後、首の弱点を克服して肉体を再生させかけますが、炭治郎の拳と、魂の深層に現れた恋雪の呼びかけによって人間時代の記憶を取り戻します。自らが本当に殺したかったのは師の教えを守れず無力だった自分自身であると悟り、自らに技を放って消滅を選びました。
◆ 上弦の壱・黒死牟:自らの醜悪な姿への絶望と武士の誇りの自壊
悲鳴嶼行冥、不死川実弥、時透無一郎、不死川玄弥の4名による命を削った連係により首を切り落とされるも、猗窩座同様に首の再生を果たします。しかし、無一郎の赫刀に焼かれた刃筋と玄弥の血鬼術が体を蝕み、さらに鏡のように映った自らの「異形の化け物の姿」を目にして動揺。「自分はこれほど醜い姿になってまで生き延びたかったのか」という武士としての誇りと後悔が再生の意志を砕き、肉体が崩壊していきました。
◆ その他の上弦たちの結末
玉壺は覚醒した時透無一郎の「霞の呼吸 漆ノ型・朧」に翻弄され油断から一撃で首を刎ねられ、半天狗は炭治郎の研ぎ澄まされた嗅覚と「ヒノカミ神楽」により極小の本体を斬首されました。また、新上弦の肆・鳴女は愈史郎に脳を乗っ取られ無惨自らの手で頭部を破壊されて粛清され、獪岳は我妻善逸が生み出した独自の「雷の呼吸 漆ノ型・火雷神」により一刀両断されています。