本作における女性キャラクターの身長設定には、彼女たちが抱える宿命や戦闘のスタイルが色濃く反映されています。蟲柱・胡蝶しのぶは151cm、体重37kgという極めて華奢な体格です。彼女自身が「腕力が弱く、鬼の首を斬ることができない唯一の柱」と語る通り、この小柄な体躯だからこそ、毒を使った独自の戦闘術を編み出す必要がありました。
対照的なのが、恋柱・甘露寺蜜璃です。彼女の身長は167cmと、大正時代の女性としてはかなりの高身長です。さらに、常人の8倍の筋肉密度を持つという特殊体質(特異体質)を隠し持つ彼女は、そのしなやかで強靭な肉体を駆使して、新体操のリボンのような特異な日輪刀を操ります。しのぶの「軽さと毒」、蜜璃の「柔軟性と剛力」という対比は、身長や体重の設定からすでに始まっていたのです。