鼓屋敷での初対面時、木箱から現れた禰豆子に一目惚れした善逸。鬼殺隊士としての任務中も、背負い箱に入った禰豆子を命がけで守り抜く姿は多くの読者の胸を打ちました。
注目すべきは、物語の進行に伴う善逸と禰豆子の呼び方の変化と心の距離感です。鬼であった頃は「禰豆子ちゃん」と黄色い声を上げて追いかけ回していた善逸ですが、禰豆子が太陽を克服し、人間に戻ってからは態度が一変。一人の女性として真剣に向き合うようになり、時には緊張のあまりぎこちない敬語になったり、呼び方に照れが生じる場面も見られました。
原作第204話の戦後エピソードでは、満開の桜の下で善逸が禰豆子に対して真っ直ぐな想いを伝える描写があり、かつてのコミカルな求婚とは異なる、本物の男としての覚悟が滲み出ています。