実弥という重厚なキャラクターに命を吹き込んでいるのが、実力派声優の関智一だ。一見すると粗暴で手がつけられない狂犬のような立ち振る舞いの中に、微かに滲み出る弟への情愛や仲間への想い。関の巧みな演技は、声のトーンひとつでキャラクターの複雑な内面を見事に表現してみせる。
アフレコ現場の熱量は異次元だ。叫び、葛藤し、傷つきながらも前へ進む実弥のセリフは、声優自身の魂を削るような熱演によって生み出されている。静と動のコントラストが生み出す圧倒的な演技力こそが、このキャラクターの魅力を何倍にも引き上げている理由と言える。