珠世の正体は、鬼殺隊の始祖たる鬼舞辻無惨を除けば、上弦の壱・黒死牟すら上回る約400歳以上の最古参の鬼です。戦国時代、継国縁壱が無惨をあと一歩まで追い詰めた現場に居合わせていたことからも、彼女が生きてきた年月の重みが分かります。公式ファンブックや作中の描写によると、彼女は自らの肉体に高度な改造を施すことで、極少量の輸血用血液を買い取るだけで人間の肉を喰らわずに生存できる特異体質を作り上げました。
珠世が操る血鬼術「惑血(わくち)」は、自身の血の香りを媒介にして相手の脳機能を狂わせる幻惑系の術です。自白を強要する「白日の魔香」や、空間認識を狂わせて同士討ちを誘発する「視覺の夢」など、戦闘のみならず情報戦や医療にも応用可能な極めて知的な能力を有しています。アニメ版で珠世を演じる声優・坂本真綾の気品あふれる低音ボイスは、外見の妖艶さと内に秘めた凄まじい復讐心を完璧に表現し、キャラクターの説得力をより一層強固なものにしました。