現在ではプレミア化している作品も多い町野変丸の作品一覧の中でも、後世に決定的な影響を与えた単行本を振り返ります。
初期の傑作として名高い『少女怪獣ジメラ』は、巨大怪獣と美少女、そしてグロテスクな性愛が混沌と混ざり合った記念碑的作品です。可愛らしい少女が異形の怪物へと変貌していくプロットは、読者にトラウマと倒錯的な悦楽を植え付けました。
さらに、シュールレアリスムギャグの極致である『ヌメ吉』、代表作を網羅した『ザ・変丸ワールド』『平成変態絵巻』『超変態』『百合人形』など、発表された町野変丸の単行本はいずれもカルト的な人気を誇ります。古書市場では高額で取引され続けており、電子書籍化された一部の作品も異例のロングセラーを記録しています。