芸能界随一の美形であり、財力もトーク力も兼ね備えた横山裕がなぜ40代半ばまで独身を貫いているのか。その根底には、華やかなテレビ画面からは見えにくい「家族の歴史」と「課せられた責任」が存在します。
横山裕の生い立ちは過酷そのものでした。幼少期の両親の離婚、義父との葛藤、祖父母への預けられ生活など、複雑な家庭環境で育ちました。母親が再婚後に産んだ2人の異父弟に対して、横山は兄でありながら「父親代わり」として深い愛情を注ぎ続けました。
2010年5月、ソロコンサートの直前に最愛の実母が50歳の若さで急逝。当時まだ学生だった下の弟たちの学費(専門学校・大学)や生活費をすべて負担し、自らの手で一人立ちするまで育て上げたエピソードは、特番インタビューやドキュメンタリーでも克明に語られています。次男の結婚式では、父親の席に座り、涙を流しながら弟を送り出したという逸話は有名です。
「家族を守る」という重責を20代から30代前半にかけて背負い続けた横山にとって、家庭を持つということは単なる恋愛の延長線上にあるイベントではなく、「命がけで守るべき重大な契約」と同義です。この強すぎる責任感こそが、彼を結婚に対して極めて慎重にさせている最大の要因と言えます。