差し戻し審において、全国から結成された大規模な弁護団が展開した弁護方針は、世論に激しい波紋を広げました。弁護団は、従来の自白や事実関係を真っ向から覆し、「被告人は被害者を母胎回帰のために抱きしめた」「死者を生き返らせるための儀式(魔界転生の儀式)を行った」「ドラえもんが何とかしてくれると思った」など、奇異とも受け取れる独自の主張を展開して傷害致死罪の適用を求めたのです。
さらに、一時は弁護団全員が期日に出頭せず審理が空転するなど、裁判の遅延を招く行動を取ったことで、遺族のみならず世論からの強い批判を浴びました。テレビの生放送番組で弁護団に対する懲戒請求を呼びかける事態にまで発展し、弁護過誤や弁護士倫理を巡る大規模な社会問題となりました。
法廷で展開されたこれらの主張は最終的に裁判所からことごとく退けられ、かえって反省の情が希薄であると判断される要因の一つとなりました。