俳優としての認知度が圧倒的な彼だが、その原点は1960年代後半に日本中を狂騒の渦に巻き込んだグループ・サウンズの伝説的バンド、ザ・タイガースにある。「サラリー」の愛称で親しまれた彼は、ベーシストとしてバンドのボトムを支え続けた。
ヴォーカルを務めた沢田研二とは、当時から現在に至るまで切っても切れない深い絆で結ばれている。音楽活動休止後も互いの表現活動をリスペクトし合い、時にはステージで共演を果たすなど、半世紀以上にわたる交友関係はファンの間でも語り草だ。低音でリズムを刻み続けた音楽家としての感性が、現在の演技における「間の取り方」や「立ち振る舞い」の基礎を作ったことは疑いようもない。