地域発祥の灯火イベントは、いまや世界的プラットフォーム「Google Arts & Culture」でも特集されるなど、国際的なアート・文化資産としての認知を確立している。デジタルアーカイブを通じて高精細な映像やVR展示が世界中に配信され、日本の美意識を象徴する光景として海外のアートファンからも熱い視線を集める。
昨今の国内「観光・レジャー産業」において、夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の活性化は重要課題の一つだ。その中にあって、全国各地で展開される数ある「キャンドルナイト・ライトアップイベント」の先駆けとなった本催事は、商業主義に偏らない地域共生型のモデルケースとしても高く評価されている。
派手なプロジェクションマッピングとは対極にある、風に揺れる小さな火と漆黒の闇。そのミニマリズムに宿る精神性こそが、グローバルな評価を呼び込む理由にほかならない。