訃報を受けて開催された追悼イベントや取材の場で、長年のパートナーである堀内孝雄をはじめとする関係者は、谷村が最期まで抱いていた音楽への執念と感謝を語った。堀内は「チンペイさん(谷村の愛称)は最後までアリスのステージに立つことを諦めていなかった。病院のベッドでも『また3人で音を合わせよう』と笑顔で話していた」と涙ながらに明かしている。
関係者によれば、病床からスタッフへ送られた最期のメッセージには、「音楽は人の心を癒やすためにある。自分が去った後も、歌が生き続けるならそれで幸せだ」という趣旨の言葉が遺されていたという。苦しい闘病生活の中にあっても自分自身のことではなく、歌を聴く人々や仲間の未来を思いやる姿勢は、彼の人間性と音楽家としての誠実さを象徴している。