グァバ(英語: Guava、学名: Psidium guajava L.)は、フトモモ科バンジロウ属に属する熱帯性の常緑低木、およびその果実の総称です。原産地は熱帯アメリカ(中央アメリカから南米北部)とされ、現地では紀元前800年頃の古代から先住民の貴重な栄養源として親しまれてきた古い歴史を持っています。
大航海時代の16世紀以降、スペインやポルトガルの探検家たちによって世界中へと伝播しました。現在では東南アジア、台湾、ハワイ、ブラジルをはじめとする世界各国の熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されています。日本国内においては、明治初期に導入されたと記録されており、温暖な気候を持つ沖縄県や鹿児島県の奄美群島が主産地として定着しています。
植物学上の和名は「蕃石榴(バンジロウ / 潘石榴)」と呼ばれます。これは中国から伝わった漢字表記に由来し、ザクロ(石榴)に似た異国の果実という意味を持ちます。沖縄の現地市場や直売所では親しみを込めて「バンシルー」や「バンチキロー」などの方言名で呼ばれ、初夏から秋にかけて露地物資材や農産コーナーに色鮮やかに並びます。