ゴルゴ松本が少年院での講演活動をスタートさせたのは2011年のことです。法務省の矯正支援官にも任命され、ノーギャラのボランティアとして全国各地の少年院や刑務所を巡回。ホワイトボードの前に立ち、罪を犯した少年少女と真正面から向き合う講話は、メディアで特集されるやいなや「涙なしには見られない」と大反響を巻き起こしました。
彼のアプローチは、決して上から目線の説教ではありません。自らも失敗や挫折を繰り返してきた一人の人間として、情熱とユーモアを交えながら全身全霊で語りかけます。
講話の中で放たれる数々の名言は、荒んだ心を溶かす力を持っています。
- 「吐く」から「叶う」へ:「人間は口からプラスのこともマイナスのことも『吐く』。でも、弱音や愚痴などのマイナスを取り払うと、漢字は『叶う』になる。夢を叶えたいなら、前向きな言葉だけを口にしなさい」
- 「難」への向き合い方:「『難』が無い人生は『無難』な人生。『難』が有る人生は『有難(ありがた)』い人生。困難を乗り越えた経験こそが、感謝の種になる」
- 「命」の責任:「親からもらった命を無駄にするな。人を喜ばせるために自分の命を使いなさい」
最初は冷めた目で睨みつけていた非行少年たちが、講話が進むにつれてぽろぽろと涙を流し、最後には深々と頭を下げて更生を誓う姿は、ネットニュースやSNSでも「真の教育者」「魂の叫び」と称賛され続けています。