なぜグーグルは、これほどまでにブラウザの壁紙やビジュアルの自由度にこだわるのか。その背景には、CEOであるスンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)が主導するプロダクト哲学が存在する。「テクノロジーは使う人の個性に寄り添い、シームレスで自然な存在であるべきだ」という思想だ。
かつてのウェブブラウザは、単なるWebページ閲覧用の無味乾燥なツールに過ぎなかった。しかし、IT・ウェブサービス産業の成熟に伴い、ブラウザは仕事・プライベートを問わず現代人のデジタル生活の拠点となった。直感的でストレスのないユーザーインターフェース(UIデザイン)の追求は、ユーザーのエンゲージメントを高める重要な戦略なのだ。