各種メディアの報道姿勢からも、宮沢洋一という政治家の特異性が浮き彫りになる。日本経済新聞の経済観測記事では、常に財政再建派の論客としてその発言が市場関係者から注視され、NHK政治マガジンをはじめとする政治分析でも、政権中枢の意思決定を左右する「陰のキーマン」として頻繁に取り上げられている。
派手なパフォーマンスや大衆迎合的な言動を極端に嫌い、数字と論理で淡々と政策を組み立てる姿は、現代のポピュリズム政治とは対極にある。メディアがこぞって彼の動向を追うのは、政界のサラブレッドでありながら、最も実務的で替えの利かない実力者であるという事実を誰もが知っているからだ。