工藤家の教育方針には、一貫して「個性の尊重」と「本物に触れる感性」が貫かれている。長女のCocomiと次女のKōki,という二人の娘が成長し、表現者として独自のキャリアを切り拓くようになった現在、その根底には母から受け継いだ温かな眼差しと芯のある子育て観が生きている。
幼少期から感性を磨く環境を整えつつも、決して型にはめることなく、それぞれの興味や才能を伸び伸びと育てる姿勢。食事へのこだわりや身体を気遣う姿勢、道具を大切に扱う精神など、暮らしの根幹を成す美意識は、まさに祖母から母へ、そして次世代の娘たちへと脈々と継承されてきた大切な財産だ。