外部から見れば華やかな名門校ですが、在校生や日本人留学生の手記、コミュニティの生の声からは、過酷なリアルが浮かび上がります。現地取材と口コミ検証から見えてきたカリフォルニア大学バークレー校 評判の本音は、主に「激しい学内競争」と「治安・生活環境」の2点に集約されます。
第一に挙げられるのが、「バークレー・タイム(Berkeley Time)」や「Grade Deflation(成績の下方圧迫)」と呼ばれる厳しい学習プレッシャーです。私立名門校の一部でみられる手厚い成績インフレとは異なり、UCバークレーでは受講生の成績評価が厳格に行われます。現役の日本人留学生の手記には次のような生々しい告白が見られます。
「周りは全米や世界各国から集まった天才やギフテッドばかり。図書館は深夜まで満席で、少しでも気を抜けば中間試験で平均点を大きく下回り、容赦なく低いGPAをつけられる。オフィスアワーで教授の部屋の前に長蛇の列ができる光景は日常茶飯事です」
第二の課題は、バークレー市特有の治安と住居不足です。1960年代の「フリースピーチ・ムーブメント(言論の自由運動)」の発祥地であり、リベラルで多様性に富む活気ある学風を誇る反面、キャンパス南側のピープルズ・パーク周辺をはじめ、ホームレス問題や軽犯罪の発生率は決して低くありません。大学側も深夜の警備巡回やエスコートサービスを提供していますが、夜間の一人歩きを避けるなど日常的な自衛策が必須となります。家賃相場の高騰も深刻で、古びたアパートの1部屋を複数名でシェアして暮らす学生も珍しくありません。