これほど高い知名度と支持を誇っていた番組がなぜ終了に至ったのか。その決定的な理由には、当時のフジテレビ昼番組改編の経緯と、放送業界を取り巻くビジネスモデルの転換期が深く関わっています。
2014年3月末に『森田一義アワー 笑っていいとも!』が終了して以降、フジテレビの昼時間帯は視聴率の低迷に直面していました。局全体としてタイムテーブルの抜本的な見直しが急務となり、12時台から13時台にかけての情報生ワイド番組『バイキング』の放送枠拡大が決定。これに伴い、13時台前半に編成されていた『ごきげんよう』の枠が統合されることになったのです。結果として、ライオンのごきげんよう後継番組は枠を拡大した『バイキング』となりました。
さらに大きかったのが、スポンサー体制の変革です。1964年開始の『ライオン奥様劇場』以来、フジテレビの昼枠で51年半にわたって続いてきたライオンの一社提供番組という伝統的なスポンサー枠が、マーケティング戦略の刷新により幕を閉じることになりました。単独提供から複数社提供への移行というテレビビジネス全体の時代の節目が、番組終了の大きな引き金となったのです。