インターネット上の掲示板やSNSでは、ゴキブリの飛翔に関して科学的根拠のない俗説が散見されます。正しい対策を講じるために、代表的な2つの誤解を是正しておく必要があります。
誤解1:「飛ぶゴキブリは毒性や攻撃性が強い特別な個体である」
ネット上では「飛ぶ個体は狂暴化している」と語られることがありますが、生物学的にそのような毒性の変化や攻撃性の獲得は一切ありません。単に成虫になって羽が完成し、周囲の気温が飛翔適温に達したにすぎません。
誤解2:「ハッカ油やアロマを焚いていれば飛んでこない」
天然ハーブ系の香りは一定の忌避効果(寄り付きにくくする効果)を持ちますが、すでに室内に侵入した個体の飛翔を止める力はありません。強い忌避臭に驚いた個体がパニックを起こし、かえって予期せぬ方向へ飛び回るケースも報告されています。芳香剤だけに頼る過信は禁物です。