2011年10月、自宅で倒れ急送された病院で「くも膜下出血」と診断されたニュースは、日本中に衝撃を与えた。生命の危機を乗り越えたものの、高次脳機能障害や後遺症との闘いが長く続くこととなった。あれから十数年。地元・大分での静かな療養生活は、彼女に大きな癒やしと力を与えてきた。
日常的なトレーニングや発声のリハビリは現在も日課として続けられている。散歩を楽しみ、地元のラジオ番組に笑顔で声を届けるなど、一時期の重篤な状態を知る者からすれば驚くほどの回復ぶりを見せている。無理に表舞台へ急ぐのではなく、心身の声を聴きながら過ごす穏やかな時間が、彼女本来の明るさと芯の強さを呼び戻した。