時計の針を少し巻き戻そう。すべては伝説のオーディション番組『スター誕生!』での出会いから始まった。静岡から上京した少女二人は、ピンク・レディーとしてデビューを果たすや否や、瞬く間に日本のエンターテインメント地図を塗り替えることになる。
稀代の作詞家・阿久悠が紡ぐSF的かつ先鋭的な世界観と、作曲家・都倉俊一による洋楽直系のグルーヴィーなサウンドデザイン。その結晶とも言えるのが、1977年に放たれたメガヒット『UFO』(ピンク・レディーの曲)だ。大胆な振り付けとキャッチーなメロディは、子供から大人までを瞬時に巻き込み、当時の音楽産業における常識を根底から覆した。