近年の大学改革を牽引する寳金清博総長は、キャンパス全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進している。その中核をなすのが、個々の学生や教職員を識別する「北大ID」によるID一体化施策だ。単一の認証情報で複数の学内サービスへ安全にアクセスできるシングルサインオン(SSO)環境が整備され、セキュリティ向上と利便性の両立が図られている。
ID統合によって、図書室の利用予約から健康診断の結果照会、休講情報の受信まで、あらゆる学内手続きがワンストップで完結する仕組みへと進化を遂げた。個人情報の保護を強化しつつ、データの断片化を防ぐ取り組みは、総合大学としての柔軟な教育運営を支える柱となっている。