SNSや美容系口コミサイトを調査すると、「画像通りに頼んだのに仕上がりが違った」「翌日自分でセットできない」という切実な声が散見されます。都内有名サロンのチーフスタイリストは、このギャップの背景について次のように明かします。
「SNSに投稿されているモデル写真は、強いストロボ照明を当て、スタイリストが数十分かけてミリ単位で毛束を固定した『静止画の完成形』です。生え癖、髪の硬さ、頭骨の凹凸を無視してカットラインだけを真似ると、自宅でシャンプーした瞬間に再現不能になります」
特に失敗しやすいのが、毛量が多い人が無理にレイヤーを高く入れすぎて毛先がスカスカになるケースや、くせ毛のうねりを計算に入れずにショートへ切り詰めるケースです。流行を取り入れる際も、自身の素材(髪質・毛量・骨格)をベースにした調整が不可欠です。