普通なら、キャリアはそこで終わるはずだった。実際、多くのスポンサーは彼らから手を引き、テレビ出演は見合わされた。しかし、川谷は違った。彼は自らのプロジェクトを次々と立ち上げ、インディーズとメジャーの境界を軽々と飛び越えながら楽曲を発表し続けた。
indigo la End、ジェニーハイ、DADARAY。彼が手がけるプロジェクトはどれも独自の音楽性を放ち、若い世代の心を掴んで離さなかった。世間がどれだけ彼の人格を否定しようとも、その生み出すメロディの美しさまでを否定することはできなかったのである。才能がスキャンダルを凌駕した稀有な例と言えるだろう。