耐え難いむかつきに襲われたときは、まず体を締め付けているベルト、ネクタイ、ボタンをすべて緩め、胃への圧迫を取り除きます。その上で、身体への負担を減らす「楽な体勢」を取りましょう。
横になれる環境であれば、体の右側を下にして膝を軽く曲げる「右側臥位(うそくがい)」をとるのが理想です。胃の出口は右側に向かって開いているため、右を下にして寝ると胃の内容物が十二指腸へと流れやすくなり、逆流を抑制できます。万が一急に吐いてしまっても気道が塞がれにくい「回復体位」の姿勢を意識してください。
外出先や職場で横になれない場合は、椅子に座って前かがみになり、深呼吸を繰り返すだけでも腹部の緊張が和らぎます。あわせて試したいのが、吐き気止めの特効ツボとして知られる「内関(ないかん)」の指圧です。
手首の内側のしわから指幅3本分ほど肘に向かった位置、2本の太い筋の間にある窪みが内関です。ここを親指で「痛気持ちいい」と感じる強さで5秒間押し、ゆっくり離す動作を数分間繰り返すことで、自律神経の乱れが整い、急激な胃の不快感が鎮まりやすくなります。