日本中を揺るがす一報が駆け巡ったのは2016年4月13日のことでした。関東信越厚生局麻薬取締部が、東京都新宿区内の路上で覚醒剤を所持していたとして、歌手の杉田あきひろ(本名:杉田光央)氏を現行犯逮捕しました。
杉田氏は1999年4月から2003年4月までの4年間、NHK『おかあさんといっしょ』で9代目歌のお兄さんを務め、力強い歌声と親しみやすいキャラクターで絶大な人気を誇っていました。逮捕時、本人の自宅マンションからも覚醒剤の吸煙具などが押収され、尿検査でも陽性反応が確認されたことで、長期間にわたる使用の実態が明るみに出ました。
同年6月に東京地方裁判所で開かれた初公判で、杉田氏は起訴内容を全面的に認めました。検察側は懲役2年を求刑しましたが、最終的に東京地裁は懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。法廷で杉田氏は深々と頭を下げ、かつて番組を観ていた子どもたちや保護者、関係者に対する深い謝罪の言葉を口にしました。